2018年10月2日火曜日

自主避難所報告

◎2018年10月1日(月)

=防災=

〇台風24号で開設した伴学区の自主避難所

〇5カ所で避難者は1人。今回は「空振り」に


 台風24号が中国地方から遠ざかった10月1日、私たちの伴学区自主防災会連合会は今回設置した自主避難所の総括をし、次のような報告を学区内の役員に送信しました。
 今回が4回目の取り組みで、チラシやちゅピCOMの「ふれあいボイス」などを使って、学区内の住民に「空振り覚悟で避難を」と呼び掛けたのですが、実際に避難行動した人は一人住まいの女性の高齢者1人でした。
 その辺をどのように受け止めたら良いのかー悩みながらの報告です。


伴学区町内会連合会役員の皆様
伴学区自主防災会連合会
会長 秋野 征治
伴学区町内会連合会
会長 水嶋 節郎
報  告
台風24号自主避難所の結果について

台風24号に備えて開設した5カ所の自主避難所は30日午後6時をもって閉鎖いたしました。台風が進路を東寄りに変え、雨雲が広島地方から去り、風雨が弱まったためですが、お陰で計画通りの避難所開設が出来て、良かったと思っております。

これも避難所としてご提供いただいた施設の関係者の御配慮と伴学区自主防災会連合会の役員の皆さんのご尽力のお陰です。厚く御礼申し上げます。

自主避難所の設置は今回が4回目ですが、5カ所の避難所に実際に避難された人は結果的に1人で、これまでで最も少ない人数でした。いわゆる「空振り」に終わったと言えます。逆に言いますと、台風の影響が最小限で終わったと言う結果であり、安堵しております。と同時に、災害が予想される状況下での「避難行動」への意識がまだまだ薄いという課題が見えてきたとも言えると思っています。

7月の西日本豪雨災害の教訓の中で、「住民が避難しない」という点が上げられました。専門家は「空振りでもいいから、まず避難を」と強調されており、
今後も
①災害の恐れが予見される状況では積極的に自主避難所の開設に取り組み
  
  ②住民の方々に「いざという時に逃げる場がある」という安心感を持っていただくとともに、「空振りになっても、万が一に備えて避難しよう」という意識を醸成する努力を続けていく必要がある
―と総括しております。

現在、私たちは「防災の伴づくり」に向けて、防災プロジェクトを立ち上げて、様々な角度からの防災対策を作る作業に取り組んでいます。

今後とも皆で議論しながら、「安全 安心の伴づくり」に取り組んでいきましょう。

本日は本当にお疲れでした。そして、有難うございました。
 

2018年9月30日日曜日

伴学区に自主避難所


◎2018年9月30日(日)

 =防災=

〇自主避難場所5カ所を設置

〇台風24号で伴学区自主防災会連合会


 台風24号が本土に向かって北上中。大型で非常に強く、「厳重な警戒が必要」(気象庁)と言うことで、広島市安佐南区の伴学区自主防災会連合会(秋野征治会長)は30日朝、「台風24号災害対策運営本部」を沼田公民館に設置。さらに学区内の公共施設などの協力を得て、5カ所の自主避難所を設置しました。



 安佐南工場など5カ所

 
 自主避難所を設置したのは次の5カ所です。
 (1)沼田老人いこいの家
 (2)伴中央集会所
 (3)安佐南工場
 (4)老人施設 和楽荘
 (5)安佐南区民スポーツセンター
―いずれも、30日午前7時~8時にかけて「避難所」の張り紙を貼りだして開設しました。

 伴学区の自主避難所設置は昨年の台風18号の際に、「いざ避難と言われても、家から何㌔もある先の安佐南区民スポーツセンターではあまりに遠くて、途中が危険で、避難できない」との苦情が多く寄せられたのがきっかです。

 チラシとふれあいボイスで呼び掛け

 この自主避難所設置については、29日夕方、「緊急連絡~自主避難所設置」のチラシを作成し、14町内会の会長に配付しました。中には全戸に配布して「避難」を呼び掛けた地域もありました。

 また、伴学区全域への設置に取り組んでいる「ちゅピCOM」の「ふれあいボイス」で一斉放送をして、「自分の命は自分で守ろう」と避難を呼び掛けました

 これまで、避難勧告が発令された際、広島市はこの伴学区の避難所を「安佐南区民スポーツセンター」の一カ所だけ設置してきました。このスポーツセンターは伴学区の北の橋の方にあり、雨や風が吹く荒れる中を避難するのが困難な状況にあり、「避難所の増設を」と要望してきたのですが、難しく、地元の自主防災会連合会が自らの判断で、自主避難所を設置する方針を昨年の台風18号の時、初めて試みました。今回が4回目の自主避難所設置になります。