2017年2月23日木曜日

社協の幹事会 開催を夜から昼に

  地域でもプレミアムフライデー

    「夜の役員会は体に良くない」と日曜の昼間に開催へ


 伴学区の社会福祉協議会(伴晴英会長)の月例幹事会を4月から、これまでの夜開催を止めて午前中の開催に変更することになりました。いわば夜遅くまで残業するのは止めようというプレミアムフライデーの地域版と言うわけです。
 これまで伴学区社協の月例幹事会は毎月第4水曜日の午後7時から、沼田公民館で開催してきました。「役員会は夜開催」というのが町内会など地域の団体の当たり前のやり方だったのです。今年83才になる伴会長が「出来るだけ体に負担の少ない昼間に開いてはどうか」と提案。22日に開いた幹事会で14人の出席者が議論しました。
 新たな昼間開催の理由は役員の高齢化。70才になっても仕事に出ている人が多くなり、役員を務める人はどうしても70才以上が主体になっているのが実情です。
地域の高齢者見守り勉強会。ここでも夜遅くまで(1月30日)
午後7時からの開催では終わるのが午後9時から9時半。暗いところを車や徒歩で帰宅するのは危険と言うわけです。社協の役員は町内の他の組織の役員を兼務している人が多く、週に2,3日は夜間の会合があり、「無理はよくない」という理由もあるようです。 
 議論では平日の昼間では勤めに出ている役員が出席できないとの反論が出され、第4日曜日の午前10時から開いてみようとの方針が決まりました。実際には新年度の4月から実施することになりました。
 伴会長は「高齢化という時代の流れに対応して、考えを変えていかないとこれから役員になる人がいなくなるかも。健康維持を第1に考えないと・・・」と話しています。



2017年2月21日火曜日

伴に7つのまちおこしが産声

沼これ」まちおこし、7つの取り組みが産声

221日(火曜日)

ビッグアーチの町、広島市安佐南区伴地区で、7つのまちおこしが産声をあげています。お宝発見から芸術のまちづくりまで、新たな町の魅力創造への挑戦です。

NPO法人沼田町まちづくり協議会(原田照美理事長)が昨年初めから続けてきた「沼田のこれからサミット」の中で、住民たちが議論の末にたどり着いた新たな町の魅力創造への挑戦です。2月初め、沼田公民館で開かれた最終サミットで、7グループが構想や計画を発表しました。 
 
 この「沼田のこれからサミット」はまちづくり協議会が伴地区の住民に「西風新都に新しい、まちおこしの風を」と呼びかけ、約50人の住民が参加しています。ファシリテーターのひろしまジン大学代表理事・平尾順平さんが全体の舵取り役を務めました。
 7つのプロジェクトの概要は次の通りです。
 〖親しめる川づくり〗目的=ホタルと魚が住み憩い釣りの出来る川◇活動内容=①ホタルが住める川づくり②川遊びが出来る場所づくり③アマゴが住める川づくり
 〖人をつなぐ健康ウォーキング〗目的=ウォーキングを通じて沼田の健康寿命を延ばし、活気ある沼田に◇活動内容=沼田、西風のウォーキングクラブ、安佐南ノルディックウォーキングクラブが平日、歩く会を開催。年に数回、土・日に特別企画を開く
 NUMATAの「お宝発見プロジェクト」〗目的=地元を知り、さらにお宝(沼田の良さ)を発掘。魅力ある譲歩王を発信◇活動内容=おいしい食事場所・楽しめる癒やし場所・誇れる場所・歴史文化を学べる場所・イベント情報―の5のテーマで調査して、「沼田のお宝発見!散策マップ、「沼田のお宝100選」小冊子を作成。
 〖アートな伴のまちづくり〗目的=西風新都として急速な都市化が進む伴地区を、アートな風が吹き、潤いと品格、人々のこころがなんとなく癒やされる、穏やかなまちに◇活動内容=①アール・ブリュット(障がい者アート)のまちづくり②街角アート③伝統文化財の保全④住民のアート活動の普及
 3世代 伴友 クリーン作戦〗目的=ごみが無くきれいな街づくり◇活動内容=沼田共通アイテムの「ごみ袋」を作製(「伴友クリーン作戦」を印刷)し、毎月1回、町内一斉清掃
 〖沼田住み。com地元の人材を発掘し、地域活動へのモチベーションを高め、情報発信によって新たな交流を生み出す◇活動内容=地域レポーターを配置して「匠」と呼ばれる人材を発掘。ホームページや回覧板で紹介
 〖ともてご「どうぞのいす」〗目的=「どうぞのいす」の本のようなおもいやりのこころを広め、おもいやりのまちづくり◇活動内容=①どうぞのいすを配る②「おもいやりリレー」への参加を呼びかけ③他の団体と交流

 以上の7つはいずれも人材、資金面など課題を抱えていますが、まちづくりの観点からは新しい流れが出来つつあるように感じます。この取り組みに、多くの皆さんの参加、ご支援をお願いします。
 
 この「沼これ」記念講演として、中国新聞文化部の木ノ元陽子記者が情報発信のポイントについて、「なるべく平易な言葉で、読み手の心をつかむキーワードをもること」と話しました。