2019年3月17日日曜日

🔺3・11支援ライブ

◎沼田で3・11避難者支援ライブ

○約100人が「たる募金」で10万7千円寄付


沼田公民館で開らかれた「3・11避難者支援コンサート」

 東日本に甚大な被害をもたらした「3・11東日本大震災」から8年。福島原発の放射能汚染を恐れて広島県内に避難してきた世帯を支援する「3・11避難者応援コンサート」が17日午後、広島市安佐南区伴東の沼田合同庁舎(火山館)4階の沼田公民館大集会室で開催されました。

               ○今回が7回目の支援ライブ

「御柱」を歌う葦木ヒロカさん
 このコンサートは広島を拠点に活動するジャズボーカリスト川本睦子さんが東日本からの避難者で組織する「アスチカ」(ひろしま避難者の会)の支援を目的に平成25年から毎年開いており、7回目の開催。今回は伴学区社会福祉協議会や伴・伴東地区青少年健全育成連絡協議会、伴学区町内会連合会、沼田公民館などが連携して実行委員会形式で開かれました。


ジャズを歌う川本睦子さん
  毎回、各地から歌手などを招いており、今年は長野県諏訪市から歌手の葦木ヒロカさん、岡山県からピアニストの山本博之さんに来てもらっての3人によるコンサートに。葦木さんは諏訪に伝わる御柱祭をテーマにした曲などを披露。川本さんのジャズとのコラボに約100人が聴き入りました。

 ○佐々木副代表がアスチカの現状報告

 歌の合間に、アスチカの佐々木紀子副代表が東日本からの避難者の現状を報告しました。県の調べでは2月現在で福島県などからの避難者は127世帯。アスチカの会員は103世帯。「あれから8年を経過して、家族の状況も子どもが成長して進学の悩みなどが大きくなり、家賃が高いなど住居の悩みがあり、公的な支援を望む声が強い」と実情を説明し、「このような支援を毎年続けていただいて、本当に心強く感じます」と感謝しておられました。

           ○市民が次々にたるへ募金

会場に置かれたたる募金
 会場の入口に酒樽で作った「たる募金」が置かれ、会場を訪れた市民が次々に樽の中に紙幣や硬貨を投げ入れ下さいました。今回は入場料は無料で、「この『たる募金』に寄せられた寄付金をアスチカに全額寄付します」と事前にチラシなどで呼び掛けていました。
佐々木副代表(右端)にたる募金を手渡す秋野特任理事(左)たち
 実行委員会が集計したところ、たる募金は10万7168円にのぼることが分りました。コンサート終了後に、出演者と沼田公民館の鐵石康治館長、伴学区町内会連合会の秋野征治特任理事たちが佐々木副代表にお盆に載せた募金を手渡しました。佐々木副代表は「こんなにも多額の寄付をいただき、本当にありがたい。大切に使わせていただきます」とお礼の述べていました。
 


2019年3月9日土曜日

伴学区が消防記念日で表彰

◇2019年3月8日(金)=防災関連

○伴学区自主防災連が消防署長から表彰

○「消防記念日」で伴学区の活動を評価


尾山署長(中央右)から表彰式を
贈られる秋野会長(中央左)
「消防記念日」の7日、伴学区自主防災会連合会(秋野征治会長)が広島市安佐南消防署(尾山浩仁署長)から表彰されました。現在、学区を上げて取り組んでいる「防災の伴づくり」プロジェクトが評価されての表彰です。

 表彰式は広島市安佐南区緑井1丁目の安佐南消防署講堂で行われました。
 伴学区自主防災会連合会から秋野会長たち幹部が招かれ、尾山署長から消防記念日にちなんでの表彰状が秋野会長に手渡されました。
 尾山署長は「伴学区が取り組んでいる『防災の伴をつくる』プロジェクトは災害時の自助、共助の気運を育て、住民の防災への関心を高める効果に繋がる」と表彰の理由を述べ、「更に防災のまちづくが進むように願っています」と運動の継続に期待を込めました。

 伴学区は3年前から「防災の伴づくり」をまちづくりの柱に据えて災害時の避難体制づくり、ちゅピCOMひろしまの「ふれあいボイス」の設置による防災情報網の整備、更には自主避難所の設置などを進めてきました。

 昨年12月には福祉施設の協力を得て、施設を災害時の住民の避難所に活用する協定書を地元町内会と施設間で結びました。一つは高齢者施設「和楽荘」(伴西5丁目)と奥畑町内会、二つ目は伴保育園と三城田、伴中央町内会の間で、施設側が近隣の住民に避難所として提供するというユニークな内容になっています。

 秋野会長は「これまでの地域の防災の取り組みが評価されたのは嬉しい。さらに安全・安心な防災の伴づくりに励みます」と抱負を語っていました。



2018年10月2日火曜日

自主避難所報告

◎2018年10月1日(月)

=防災=

〇台風24号で開設した伴学区の自主避難所

〇5カ所で避難者は1人。今回は「空振り」に


 台風24号が中国地方から遠ざかった10月1日、私たちの伴学区自主防災会連合会は今回設置した自主避難所の総括をし、次のような報告を学区内の役員に送信しました。
 今回が4回目の取り組みで、チラシやちゅピCOMの「ふれあいボイス」などを使って、学区内の住民に「空振り覚悟で避難を」と呼び掛けたのですが、実際に避難行動した人は一人住まいの女性の高齢者1人でした。
 その辺をどのように受け止めたら良いのかー悩みながらの報告です。


伴学区町内会連合会役員の皆様
伴学区自主防災会連合会
会長 秋野 征治
伴学区町内会連合会
会長 水嶋 節郎
報  告
台風24号自主避難所の結果について

台風24号に備えて開設した5カ所の自主避難所は30日午後6時をもって閉鎖いたしました。台風が進路を東寄りに変え、雨雲が広島地方から去り、風雨が弱まったためですが、お陰で計画通りの避難所開設が出来て、良かったと思っております。

これも避難所としてご提供いただいた施設の関係者の御配慮と伴学区自主防災会連合会の役員の皆さんのご尽力のお陰です。厚く御礼申し上げます。

自主避難所の設置は今回が4回目ですが、5カ所の避難所に実際に避難された人は結果的に1人で、これまでで最も少ない人数でした。いわゆる「空振り」に終わったと言えます。逆に言いますと、台風の影響が最小限で終わったと言う結果であり、安堵しております。と同時に、災害が予想される状況下での「避難行動」への意識がまだまだ薄いという課題が見えてきたとも言えると思っています。

7月の西日本豪雨災害の教訓の中で、「住民が避難しない」という点が上げられました。専門家は「空振りでもいいから、まず避難を」と強調されており、
今後も
①災害の恐れが予見される状況では積極的に自主避難所の開設に取り組み
  
  ②住民の方々に「いざという時に逃げる場がある」という安心感を持っていただくとともに、「空振りになっても、万が一に備えて避難しよう」という意識を醸成する努力を続けていく必要がある
―と総括しております。

現在、私たちは「防災の伴づくり」に向けて、防災プロジェクトを立ち上げて、様々な角度からの防災対策を作る作業に取り組んでいます。

今後とも皆で議論しながら、「安全 安心の伴づくり」に取り組んでいきましょう。

本日は本当にお疲れでした。そして、有難うございました。
 

2018年9月30日日曜日

伴学区に自主避難所


◎2018年9月30日(日)

 =防災=

〇自主避難場所5カ所を設置

〇台風24号で伴学区自主防災会連合会


 台風24号が本土に向かって北上中。大型で非常に強く、「厳重な警戒が必要」(気象庁)と言うことで、広島市安佐南区の伴学区自主防災会連合会(秋野征治会長)は30日朝、「台風24号災害対策運営本部」を沼田公民館に設置。さらに学区内の公共施設などの協力を得て、5カ所の自主避難所を設置しました。



 安佐南工場など5カ所

 
 自主避難所を設置したのは次の5カ所です。
 (1)沼田老人いこいの家
 (2)伴中央集会所
 (3)安佐南工場
 (4)老人施設 和楽荘
 (5)安佐南区民スポーツセンター
―いずれも、30日午前7時~8時にかけて「避難所」の張り紙を貼りだして開設しました。

 伴学区の自主避難所設置は昨年の台風18号の際に、「いざ避難と言われても、家から何㌔もある先の安佐南区民スポーツセンターではあまりに遠くて、途中が危険で、避難できない」との苦情が多く寄せられたのがきっかです。

 チラシとふれあいボイスで呼び掛け

 この自主避難所設置については、29日夕方、「緊急連絡~自主避難所設置」のチラシを作成し、14町内会の会長に配付しました。中には全戸に配布して「避難」を呼び掛けた地域もありました。

 また、伴学区全域への設置に取り組んでいる「ちゅピCOM」の「ふれあいボイス」で一斉放送をして、「自分の命は自分で守ろう」と避難を呼び掛けました

 これまで、避難勧告が発令された際、広島市はこの伴学区の避難所を「安佐南区民スポーツセンター」の一カ所だけ設置してきました。このスポーツセンターは伴学区の北の橋の方にあり、雨や風が吹く荒れる中を避難するのが困難な状況にあり、「避難所の増設を」と要望してきたのですが、難しく、地元の自主防災会連合会が自らの判断で、自主避難所を設置する方針を昨年の台風18号の時、初めて試みました。今回が4回目の自主避難所設置になります。
 

2017年10月15日日曜日

伴の川で泡騒ぎ。舗装材工場から付着防止剤が流出




〖環境〗

椎原川、奥畑川が泡で覆われた

  舗装材工場から薬剤が流出 

 102日朝、広島市安佐南区伴中央地区の奥畑川とその上流の椎原川に白い泡が大量に流れる騒ぎがありました。特に椎原川は水面が泡で覆われて、まるで“泡の川”でした。


まず写真で説明します。
上の写真は流出元から約1キロ下流の奥畑川。椎原川との合流地点から少し下った県道沿いで、泡は川幅全体に広がっています。これで周辺の住民がびっくりしたのです。
その次の写真はそこからさらに数百メートル上流の椎原川。細い川全体が白い水で覆われています。
3枚目の写真は三城田橋の上の関の下の様子です。泡が大きく膨らんで溜まっています。

いずれも10月2日の午前8時半から9時前にかけての様子です。椎原川、奥畑川ともに稲作などの潅漑用水として使われている、地域にとって大切な川です。

「もしも危険な薬剤だったら大変」とすぐに奥畑川沿いに住む民生委員の程兼実さんと三城田町内会前副会長の藤井良治さんに「泡の出所の調査」をお願いしました。「泡の川」の源を求めて上流へ遡った結果、広島舗材株式会社(田中雅人社長)というアスファルトの再生工場から市道の側溝に流れ出ているのを確認。2人はすぐに工場内に入って、代表者に「この工場から川に泡が流れ出ている」と指摘し、すぐに泡の回収と流出防止を求めました。



NIPPO関連会社が流出元
 この工場は昨秋まで「日本鋪道」(現・NIPPO)というアスファルトの製造会社でした。昨年101日付けで日本鋪道100%出資の「広島舗材」に変更になったと言うことです。
同社によりますと、高速道路などで使われていた古いアスファルトを回収して、再生添加剤を加えて再生アスファルトとして製品化する、いわばアスファルトのリサイクル工場。

流出したのは「付着防止剤」
 工場のホッパーにアスファルトが付着しないように付着防止剤を入れて洗浄する工程の中で、付着防止剤を貯蔵するタンク(容量1000リットル)のバブルからこの防止剤が漏れ出したという。928日ごろ、市道沿いにある分離槽周辺で泡だっているのに気付いた。メーカーに調査依頼していたが、2日未明からの雨で分離槽(写真右上)に貯まっていた防止剤が工場横の市道の側溝(写真右下)に流出した―と説明しています。
タンクには200リットル残っており、約800リットルがタンク外に出たと同工場では話しています。タンクの配管のつなぎ目に破損が見つかり、この破損部分から漏れ出た防止剤が分離槽などを経由して、川に流れ出たとみられています。

市環境保全課が改善を指示
 届け出を受けた広島市環境保全課によりますと、流出した薬剤は界面活性剤、洗剤のような性質のもの。すぐに椎原川の水を採取して検査した結果、重金属などは検出されなかったとの話でした。
水質汚濁防止法で河川に汚濁物を流してはいけないと定められていて、同課は①今後河川に流出しないように②場内の漏れた液の回収③川の泡の除去、回収―を指示。さらに防止策を求めたといいます。

「ご迷惑をかけした」と陳謝
 田中社長は「2日の午前9時に2人が工場に来られて、初めて川が泡であふれていることに気付きました。毒性はないのですが、地元にご迷惑をおかけしました。再発防止に取り組みます」と陳謝しました。

「公害防止協定書」締結を
 親会社の日本鋪道(現・NIPPO)が伴北地区に進出したのは昭和48年。その頃は地元と協定書を交わしていたとのことで、今回の騒ぎを契機に広島舗材と伴学区町内会連合会とで協定書を取り交わすように田中社長に申し入れました。

2017年10月8日日曜日

団地への市道でクマ出没情報

⚪2017年10月9日(日)

 =地域情報=

伴地区で今年2件目のクマ情報


「クマが道路を横切った」と広島市安佐南区役所に届け出がありました。現場は同区伴東4丁目付近の市道。サルのいたずらに手を焼いている伴地区。イノシシ、シカを含めて人里に相次ぐ動物の出没に「山が荒れたせいだろうか」と住民の不安が募っています。



広陵高と若葉台の間で道路横断


クマ情報の届け出が区農林課にあったのは6日昼前。その日の10時20分ごろ、広陵高校から若葉台団地方面に車で向かっていた男性が目の前をクマが南から北側の山林方向へ道路を横切った―という連絡だったと言うことです。


目撃されたクマは「まだ小さかった」といい、農林課は「ツキノワグマの子クマ」とみています。
 現場近くでは、613日の深夜、若葉台団地の山沿いの住宅の裏で動いている子クマを防犯カメラがとらえたケースがあり、また昨年も近くの市道で「クマらしい動物 が道沿いにいた」との運転者からの届け出がありました。




「クマの生息域」と警戒呼掛け



区農林課は「今回の現場一帯の山林はクマの生息地域になっているので、注意してください」とすぐに町内会を通して「クマに注意を」の回覧板を回すとともに、現場の道路沿いに「クマに注意」と大きく書いた看板を立てて、周辺の住民に警戒を呼びかけています。

看板が立っている付近には市道沿いの溝などにクリのいががあちこちに散乱していました。ほとんど実はなく、クマが食べた跡の可能性が高いと思われます。


◇メモ◇

区内で今年10件目の情報

安佐南区内で今年4月以降のクマ情報はこれまでに10件。沼田町吉山地区が7件。次いで伴地区が2件、毘沙門台団地が1件。クリやカキが食べ頃になって、こうした餌を求めて、住宅地域に出没するとみられ、これからさらに出没が増える可能性があり、注意が必要です。

2017年4月27日木曜日

相次ぐ不審者情報

      ◎伴小周辺で不審者情報が相次ぐ
        
         =見守りを強め、子ども達を守りましょう=


 ここ数日、伴小学校の周辺で「知らない人に後をつけられた」という子ども達からの訴えが相次いでいます。いずれも登下校時で、若い女性が「男に追いかけられた」という出来事も起きています。大事に至らないように、見守りを強めるなどの防犯対策が急がれます。
 広島市防災情報メールで配信された情報は4月21日からの1週間で3件。女性が追いかけられたというのも含めて、いずれも伴小学校周辺に集中しています。
山の斜面の道を登校する伴小児童たち
 この情報メールによりますと、次のような状況です。
▽伴小学校周辺での最初のケースは421日午前8時ごろ。伴中央1丁目の山沿いの細い通学路付近で、男が登校班に近づいてきたり、別の班に近寄ったりしました。子ども達は怖くなって、すぐに学校に連絡。学校から警察に通報しました。男は50才代で、ケイタイを持っていたと言うことです。
424日午後430分ごろ、伴東4丁目を下校中だった女子児童に男が「早く帰れ」と話しかけ、ランドセルを押したりしたと言うことです。男は40才代の肥満型だったようです。
▽翌25日には同じように下校時に、伴小南門から約100㍍の歩道を歩いた児童たちに男が近づき、ランドセルに手をかけようとしました。怖くなった児童がすぐに学校に連絡し、警察に通報したということです。
▽これらの3件の前の16日夜、伴小学校下の県道の歩道を歩いていた若い女性が男に追いかけられるという出来事が発生しました。女性は無事に自宅に戻って無事でした。しかし、男はまだ分かっていません。

安佐南区内のこのような不審者情報は最近、祇園や古市などの地域に目立っていました。これまで伴学区内ではあまりなかっただけに、最近の動きは一層の警戒をしなければならないと思います。

《伴小学校が「児童の安全確保」の文書を配布》
伴小学校では21日と26日、太田治校長名で「児童の安全確保について(お知らせとお願い)」という文書を保護者と地域に配って、「家庭や地域で、児童の登下校時の安全」について話し合いをするとともに、通学時の見守りに引き続き協力いただくように要請されました。

伴小学校の指導内容は次の通りです。
6つの約束》
 ①知らない人にはついて行かない
 ②防犯ブザーを持つとともに、連れて行かれそうになったら、ブザーを鳴らし「助けて!」と大きな声で助けを求める
 ③一人では遊ばない
 ④遊びに行くときは、どこでだれと遊ぶか、家の人に言ってから出かける
 ⑤友達が知らない人に連れて行かれそうになったら大声で助けを呼ぶ
 ⑥登下校は、複数以上で通学路を必ず通る
―以上の6つが児童への指導内容です。
家庭や地域で「地域の子ども達を守る」話し合いや取り組みを強めていきましょう。
   また、登下校時の見守りの在り方や通学路について、伴学区見守り協議会として再点検を急ぎます。